2017年2月4日土曜日

雪景色




天気予報では北陸や甲信越地方に寒波の影響で、積雪40〜50cm・ところによっては1mもの雪が降っているという。
 10年前のこの季節に南信州の「駒ヶ根」にいた私は、2度目の厳冬・薪ストーブ生活 を楽しんでいた。
 朝起きると室内の気温はマイナス2度、室外の温度計はなんとマイナス14度を指していた。そんな中、朝の日課である薪割りは、50cmの積雪に閉ざされた薪山を前にあきらめ、目覚めの気分転換に近くの小川へと散歩によく出かけたものだった。
 凍てつく空気の中で、せせらぎの沢音だけが響く小さな谷間を1時間ほど歩き、疲れるとポケットに忍ばせておいたタンカンで喉を潤す。
 ついでにナイフで半分に切り分け、野鳥のえさにと小枝に刺して置く。
 しばらく遠くから眺めていたが、ジッとして動かないでいると体が冷えてくるので、そそくさと帰路へ踵をかえし薪ストーブの燃える蔵へと戻るのだった。
 甲信越地方の降雪の知らせを聞くと、雪国の小さな河原のせせらぎのあの凛とした雪景色を、いまでも鮮明に想い出す。